S5proのカットをならべてみた。
09ー10月現在のうわさではS5proが生産中止らしい。
被写体の雰囲気をとらえるのには最適なカメラだ。
けして速写生に秀でているわけではないからフォトジャーナリスト的な道具ではない。
しかし的確な一枚をねらうには良い道具である。
APS−CのDXサイズがスナップには良い。
18-200mmに相当する便利なレンズがFXのD700には無い。



811Fuji FinePix S5pro+AF Micro Nikkor 105mm F2.8D

1/60_f4.5

ISO;1000_WB;オート

逆光の感じの時のS5proの写りは気持ちがよい。
ただしレンズを選ぶ必要がある。


812Fuji FinePix S5pro+AF-S DX ZoomED Nikkor17-55mm F2.8G(IF)

17mm_1/250_f7

ISO;320_WB;オート

山荘の庭からのカット。


813Fuji FinePix S5pro+AF Micro Nikkor 105mm F2.8D
1/180_f4.5

ISO;500_WB;オート

富士山麓の山荘ではアジサイが5月から9月まで咲く。


814Fuji FinePix S5pro+Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF
1/285_f5.6

ISO;200_WB;オート

814aFuji FinePix S5pro+AF Zoom Nikkor35-70mm F2.8D
1/225_f8_50mm

ISO;200_WB;オート

左がプラナー50。右側がニコール35−70(古い設計の直進ズームである)。
プラナーはアウトドアには向かない。ハレーションに弱い。強い太陽光の下ではダメだ。
MFレンズであるからスナップや取材レンズではない。家の中でじっくりと撮るレンズかな。
ニッコール35−70は太陽光に強い。色や質感のの描写もしっかりしている。解像力に不足なし。


815Fuji FinePix S5pro+AF-S DX VR-Zoom Nikkor18-200mm F3.5-5.6G (IF) ED

1/142_f10_112mm

ISO;200_WB;オート

スペックマニアらしき人たちがこのレンズをヒドク毛嫌いして悪く言う。
ズーム幅がひろいから描写力はソレナリだとか、周辺光量がどうだとか、収差がどうのこうのとか、作品作りには疑問だとか---。
撮りたい被写体に突然出会ったとき、望む焦点距離のレンズがセットしてあるかどうかが勝負の時、このレンズの付加価値が生ずる。
フォトジャーナリスト系レンズとフォトイラストレーター系レンズとに大別すれば、このレンズは明らかにフォトジャーナリスト系レンズだろう。
このレンズは使う人によって付加価値が変わる。
利点を引き出せない人には向かないレンズだ。


816Fuji FinePix S5pro+AF-S DX VR-Zoom Nikkor18-200mm F3.5-5.6G (IF) ED

1/200_f11_55mm

ISO;200_WB;オート



817Fuji FinePix S5pro+AF Zoom Nikkor35-70mm F2.8D

1/160_f6.3_35mm

ISO;200_WB;オート

たまに出かけるショートコースだがこの日は曇っていた。


818Fuji FinePix S5pro+AF Micro Nikkor 105mm F2.8D

1/200_f7、

ISO;200_WB;オート

朝陽の逆光でホタルブクロを撮る。
D700でも、D300でも、S3proでも、D2Hでも〜イイレンズだ。


819Fuji FinePix S5pro+AF Nikkor 50mm F1.4

1/70_f2_50mm

ISO;200_WB;オート

「ブロードウエイ」へ「メリーポピンズ」のミュージカルを見に出かけた。
メリーポピンズのアンブレラがおもしろかったので購入してきた。
上のカットとは関係ない話だが、50mmF1.4について、絞って使うべきレンズであり解放などで使うべきものではないというオタクもいる。
フォトイラストレーターの考えだとは思うが道具はキメツケルものではない。
光量不足の環境で、記録可能か不可能かを選択せざるを得ないときこそ、F1.4 解放F値の付加価値だ。


820Fuji FinePix S5pro+AF-S DX VR-Zoom Nikkor18-200mm F3.5-5.6G (IF) ED

1/80_f4.5_180mm

ISO;1200_WB;オート

ニューヨークのおもちゃ店の中で。
手ぶれ補正は結構助けられるものだ。歩きながら一瞬止まってシャッターを切っているが、
VRなしのレンズでは心配でこのSSでは撮らないだろう。


820aFuji FinePix S5pro+AF-S DX VR-Zoom Nikkor18-200mm F3.5-5.6G (IF) ED

1/18_f3.5_18mm

ISO;500_WB;オート

ニューヨークの駅の構内で。

当たり前のことだが、レンズの描写力や解像力、性格はセットするボディによって変化する。
簡単な話、良くも悪くもなるものだ。
撮影者の被写体と向き合う個性や癖もある。
被写体の捉え方の差異もあろう。
記録情報なのか作品作りなのかによっては、逆の評価や使い勝手にもなろう。

いまもってモータースポーツの競技の現場にいる自分にとって、現時点で手に入る道具から、出来うる限りのポテンシャルを引き出し、
また、いろいろな道具との出会いによって、未だ隠れている自分の才能を引き出してもらうという道具との相互関係こそが重要であり、
「面白味」でもあると感じている。
年齢を重ね、いくつになっても、人との出会い、ものとの出会い、時代の変化がタノシミである。

それにしても、近頃は、飛行機に乗ると大層疲れるようになった〜な。


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