S5proやD2H,D300等のデジタル一眼を使っていて残念に感じることは
50年間使った在庫のニコン用レンズがほとんど満足な写りをしないことだ。
今までのレンズどころか現在市販されているレンズさえヌケの良いクリアーな絵を写し出すレンズが何本有るだろう?。
撮影環境も被写体も撮り方も他人とは違うであろう自分にとっては
他人は良い写りだと言っても、やはり駄目である。まず社外品のレンズではシグマとトキナーの何本かは気に入っている。自分には露出不安定のタムロンは相性が悪くて使えない。F2.8よりも明るいレンズは総じてだめだ。
単焦点レンズもフレアの問題で全滅だ。ナノクリスタルコートのレンズにリニューアルされるのはいつの事だろう。
特にS5proではDXレンズとナノレンズ以外危なくて使えないと感じている。
100カット撮った中、調光不良を解明ができないようなカットが1カットでもあったレンズは業務用でのビジュアル記録には使えない。ライブ記録では撮影の機会は一度だけである。
日常のお散歩スナップはレンズの性格を忘れないための、感性への覚え書きのようなものである。


581Fuji FinePix S5pro+AF-S DX ZoomED Nikkor17-55mm F2.8G(IF)

このように地面に陽光が乱反射するような逆光の環境ではS3proよりもS5proは難しげである。
ついでに言えばD300たD2Hではあまり気を遣わないで撮れる。


582Fuji FinePix S5pro+AF-S DX ZoomED Nikkor17-55mm F2.8G(IF)
こういう雰囲気を出すのはS5proである。逆光でヌケが悪いのはS5proの弱点ではあるが
自分の見た目でもまぶしくてヌケが悪く見えるのが現実である。
現実のまぶしさを正直に写し取るS5proの描写を長所と取るか欠点と感じるかは
これを付加価値として生かし切れるかどうかの撮影者のセンスだろうと思う。
Nikkor17-55mmと何故か比較対照にされる(無理矢理比較対照に出してくるとも思える)社外品レンズに
タムロン17-50と28-75がある。このタムロンの2本も90mmマクロも、露光、調光、が狂はない時のカットは
悪いものではないと思う。が私の場合(あくまでも私の場合である)10%ぐらいのカットが調光不良で飛んでしまったりWBが全く修正不能のカットであったりフラッシュ調光が不能であったりの経験から今は使っていない。
マァ人それぞれの被写体と撮影環境と道具の扱い方の違いから、相性というものが生まれるから致し方ないのだろう。


583Fuji FinePix S5pro+AF-S DX ZoomED Nikkor17-55mm F2.8G(IF)


584Fuji FinePix F30
F30は常にバックに入っているビジュアルメモ機である。
ビジネス関連のプロジェクトミーティングや一寸した打ち合わせなどでも
ホワイトボードに書かれた要点などを間違いなくメモ出来る効用は、
自分にとっては貴重なメモマシンである。


585Fuji FinePix F30


586Fuji FinePix S3pro+AF-S DX VR-Zoom Nikkor18-200mm F3.5-5.6G (IF) ED

S3proは逆光気味の撮影環境やレンズとの組み合わせに、S5proほどは気を遣わずにすむようだ。
たしかにS5proに比較すれば、保存速度や液晶表示速度なども遅いし機動性に欠けるしボディの作りも落ちる。が、撮影現場ではむしろ前モデルであるこのS3proの方が使いやすかった。


587Nikon D300+SIGMA10-20mm F4-5.6 EX DC HSM


588Nikon D300+SIGMA10-20mm F4-5.6 EX DC HSM


589Nikon D300+SIGMA10-20mm F4-5.6 EX DC HSM
シグマのAPS-Cデジ専用レンズである。
D300ともS5proともマッチングの良いレンズである。
D300で使用する時は非常に高い解像力に感じられる。
もちろんこの画像もJPG撮りで縮小のみである。


590Nikon D300+SIGMA10-20mm F4-5.6 EX DC HSM

590aNikon D300+SIGMA10-20mm F4-5.6 EX DC HSM

フレームの中に太陽を入れて撮る事はかなり多い。
私にとってはマトモに太陽が入っていても使えるレンズでなくては役に立たない。
Sigma10-20mmは逆光に強いがD300自体が逆光に強いボディである。
Nikon報道機器の素性だろう。


590bFuji FinePix S5pro+AF-S DX VR-Zoom Nikkor18-200mm F3.5-5.6G (IF) ED
このVRレンズを、好きな人と嫌いな人がいる。ズーム幅が広いから駄目な写りのはずだと観念的に決めつけている人も多い。
このレンズでなければ、限られた時間環境の中でレンズ交換も不可能状態で使えるレンズとしてこのレンズの価値は大きい。特にアクティブVRの価値は大きい。このレンズに取って代われるレンズは現在ないだろう。
記録用のレンズとしてこれほど付加価値のあるレンズも珍しいと思う。
要するに、付加価値を創造できる人にとっては価値あるレンズというわけだろう。
取材用のレンズといってしまえばそれまでだが-----。

解放F値が3.5であるから、当然ながら光量不足の撮影環境ではフォーカスは迷う場合もある。
DX17-55mmF2.8のような素早いピント送りではない。少々慣れとコツが必要ではある。
同じようなレンズでFX用のVR24-120mm がある。
色描写はVR24-120の方が上品かな?と感じている。


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