Nikon D2H + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF
MFのプラナーをD2Hにセットする。すばらしい合焦速度と正確さを持つボディでMFを使うのも疑問だが
独特の描写がオモシロイと思うプラナーではある。動く被写体にはMFでは追いつけず、チャンスをほとんど逸っしている。直射日光でも順光ならば、暗部のヌケはそれほど悪くないが、逆光気味の好みのライティングを求めるとフレアで霞がかぶったようになりトタンにヌケが悪くなる。フィルムでは別に支障はないのだが素子とコーティングの相性が合わないのだろうか、不明である。マア、スナップに使うレンズでもないから、それなりの光の下で正しく撮りなさいと言うことか。
光源無視で、被写体の「その時」ばかりを撮っている自分のスナップ撮影には適していないレンズではある。自分にとってはダメレンズの部類だ。
ファインダーも覗けない状態で片手で撮ったり、運転しながら撮ったりと、まったくドキュメンタリーな撮り方の自分に、
MFオンリーのレンズは付加価値を創り出せず使いきれない。 
レンズとの相性と思うが、D2H本来の写りはモットキレの良いモノである。
おそらくプラナー50mmをポートレート専用に使うひとは、すばらしい付加価値を見出すのだろう。
50年ほど前だが、撮影現場で、ローライ二眼レフでもプラナーは人物用に使っていた記憶がある。
風景用にはテッサーを渡された。遠い遠い昔のことだ。
それにしても近頃のカリカリ画像を見慣れた目に、プラナーの写りは気持ちをホットさせるほど優しく柔らかい。
コノレンズは、ほんの少しばかり露出オーバー目に撮れるようだ。設定の要はそこらあたりにありそうだ。
被写体を選ぶレンズだ。気むずかしいレンズだ。

341私が見えなくなると何処にいるのだと啼いて呼ぶ。 341a私が外に出ると何しているのかと見ているシロ。
あっちを見たりこっちを見たりと、誠に落ち着きがない動きである。
ピントは顔に合わせているのだがMFピントが合ったかなと思うまもなくあらぬ方を向くシロちゃんである。 
D2Hのずば抜けたAFの合焦速度と正確さを使わずに、MFで猫を撮るなどはD2H本来の使い方からすると、我ながら馬鹿げたことだ。
猫に置きピンは効かないのだ。


342イ描写力である。好きな色合いの写りだ。しかし何かしっくりヌケない空気感は何が原因か。
でも実に上品な色彩だ。ケバイところがないのがイイ。


343真夏の陽光の下のごとくにハレーションが出ている。被写体を見た感じも実際はコンナ感じなのだが。
しかし情感があるわ。ちょっと暖色系に傾く傾向が見える。

344D2Hで風景などを撮ってもD2H本来の長所は発揮できないのは解っているが
本来D2Hは生々しくその場の空気を写しとってくれるカメラである。
綺麗なモノはキレイに汚いモノは汚く写し取る忠実な記録器機だと思っているのだがどのカットも少しばかりネムイ。
カブリがあるような感じだ。S3とちがうところだ。
カメラのミラー付近の構造か?、レンズの性格か?、ダイナミックレンジの広い素子のキャラクターか?。
プラナーがかなりハレーションに弱いのは解った。曇天か、室内か、が適しているレンズだろうか。
Nixon35−70mm F2.8 等とは 特徴があまりにも異なり使用に際して戸惑いを感じる。

Nikon50mmF1.4もさほど逆光に強いとも思えないがプラナーよりは遙かにタフだ。


345

345a


347元々プラナーはカリカリした解像感が売りのレンズじゃあない。
キレコミを求めるならニコン50mmF1.8の方が上だ。

347aD2Hで町並みを撮るとS5とは、かなりおもむきが異なる。
けして悪い色じゃあ無いな。


348この街は静かな文教地区だ。
街のはずれではあるが、その感じは良く写っている。


349陽に照らされたツツジの生け垣である
今の季節、黄金色に葉が輝く。


350酒屋の店先である

350a暗部が落ちすぎないし、タムロンのようにマゼンタが強くなり過ぎもしない。言ってみれば色の描写に関しては優等生のようなレンズである


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