2014/02/14


見たモノを、ありのまま写して、記録として残してゆく、、、、

そのような写真が、私のスナップフォトである

写真とは出来るだけ正確な記録でありたいと思っている。

よって、作品を創作するのではなく、正確なスケッチでありたいと思っている。


1611Nikon Df
AF-S NIKKOR 28mm f/1,8G
ISO125__ss;1/125__f2,8

2月4日--東京に初雪が降った。
牡丹雪が舞っていたが、夜が冷え込むとともに積もり始めた。

写りにくい雪が、写っている。


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1612Nikon Df
AF-S NIKKOR 35mm f/1,8G
ISO140__ss;1/125__f9

2月8日。2度目の雪が降る。
降り始めて間もない頃の写真だが、風が吹き、粉雪が横になって舞っていた。
とにかく、目の前は真っ白に霞み、霧の中の様である。
夜になった頃は、路面は一面真っ白になった。


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1613Nikon Df
AF-S NIKKOR 28mm f/1,8G
ISO100__ss;1/320__f11

ナノクリスタルコーティングレンズである。

スナップ用のレンズバッグに入っている単焦点レンズは、
2028D__2428D__2818G__3518G__5018G_。時により105mmF2,8MicroVRが加わる。
5018Gに代わり6028Gが入り事もある。なぜか8518Gが忘れ去られていた。
雪が降って思い出して使いだした。

この 2818も 下の 3518も 普段のスナップでは、色描写も良く、使いよい2本だと感じている。

Gレンズになってから、Dレンズよりも大きくなってしまった。
モーター内蔵ゆえだろう。

F1,8シリーズは見た目の大きさよりもカナリ軽い。
Dfには、鏡胴の質感がドウノコウノよりも、軽さのメリットが大きい。


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1614Nikon Df
AF-S NIKKOR 35mm f/1,8G
ISO100__ss;1/250__f11

全くの逆光ポジションである。安価だが良い描写をするレンズだ。
こういうカットでは、Df と D4 は同等の描写だ。
個人的には Dfの方が描写が良いかも?と感じるカットが在ったりもする、、、。
しかし、D4は、ボディの性能と信頼性、製作コストはDfの何倍も掛かっていることだろう。

Dfの個性は、どのニコンレンズを使っても、レベルの高い描写表現にあると思う。


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1615Nikon Df
AF-S MicroNIKKOR 105mm f/2,8G
ISO100__ss;1/160__f11

庭の梅の木も、花や蕾が雪で落ちたが、サザンカやボケのようには傷まなかった。
MicroNIKKORの描写は、60mmも180mmも気持ちの良いキレコミとヌケである。


四季の不順に関わらず毎年同じ頃に咲いてくれる花だが、嬉しいものである。
もう終戦前の話になるが、梅干し用の梅林がかなり有って、小作人が世話をしていた梅林も多かった。
農地改革でホトンド無くなり、都市開発により昔の面影は想い出の中にしかないが。
梅の花や茶畑を見ると、振り返っても戻らない過ぎた日が、ちらつく。


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1616Nikon Df
AF-S NIKKOR 50mm f/1,8G
ISO220__ss;1/125__f14

雪の降る前に撮ったカットである。
綺麗に咲いていたスイセンの花たちは、雪で痛めつけられてしまった。
次の蕾が出てくる株はあるが、雪やミゾレが降らないのを祈りたい。


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1617Nikon Df
AF-S NIKKOR 105mm f/2,8G
ISO;560__ss;1/125__f11

AiAF MicroNikkor105mmDも、個性的なキレコミで秀逸だが、
この「G」タイプもイイレンズだと思う。
社外品レンズにありがちな、デジタリックなシャープネスが無いのが気持ちがよい。

解像力テストのデーターで優秀なレンズは社外品でも存在するが、、、3514とか5014とか、、、しかしシャープネスがカリカリだけのように思えてならない。
色描写も?だ。
ためしに、シグマの3514を購入したが、猫の気質や風情ふわふわの毛並み感触などは描写しにくい傾向だ。
当然とは思っていたが、バウンスフラッシュなどは調光不良だ。
近接撮影のAFも納得行かない。
まあ、私にとってはダメレンズだ。

レンズのキャラクターと撮影者との相性はカナリハッキリ顕れるので、コレは致し方のないところであろうとおもう。
ニコンレンズを50年以上使用してきた感覚で、突然社外品を使えば、そのギャップは表れて至極当然だろう。

まあ、社外品をウマク活用出来るかどうかも才覚のウチなのだろうが、、、。
年齢とともに煩わしいコトがニガテになり気も短くなった。
社外品をダマシダマシ使うのがイヤになったと言うのが本音か。

基本レンズは、すべてニコンで揃っている。


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1618Nikon Df
AF-S NIKKOR 50mm F1,8G
ISO160__ss;1/125__f11


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1619Nikon Df
AF-S VRZoom NikkorED 80-400mm F4.5-5.6D
ISO;2832__ss;1/500__f32__210mm

雪の降った翌日は快晴であった。
雪かきをしておいたところの日溜まりで、猫がコロコロと寝そべっている。
猫の動きは見た目以上に素早い。
ピントも合わせずらい。
ss1/500で f/32 に絞って被写界深度を稼いだ。
三脚使用が原則のようなレンズだが、重量さえ苦にならなければ、手持ち撮影もOKのレンズである。
実に適した保護色である。


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1620Nikon Df
AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2,8G

ISO180__ss;1/125__f11

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写真の価値としての必要条件は、
5項目の「W」であろうと思う。

「誰が」
「何時」
「何を」
「どのように」
「為したか」

そして、それは「どのような目的のために」、、と言う大きな「W」に括られる。

コレは基本的な立ち位置としてフォトジャーナリストの立ち位置である。
被写体そのものが醸し出す美しさと感動を撮影者が感じ取り記録してゆく、、、、、、。

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もう一つの流れとして、フォトイラストレーターの立ち位置は撮影した素材を自由に書き換えてゆく。
合成もアリだ。
フォトジャーナリストの立ち位置から見れば、捏造写真である。
お絵かき写真である。
しかし、コレを、絵筆と絵の具の代わりにカメラという画材を使ったと考えれば、コレはコレで良いと思う。
写真を見た人が、明日に向かう勇気と,沈んだ命が蘇生するような感慨を受ければ、絵であれ写真であれ、音楽であれ文学であれ、存在価値のある「縁」ととしての付加価値は計り知れない。

フォトジャーナリストとフォトイラストレーターの二つの流れを、自分の中で上手に統括したいモノだと永年思ってはいるのだが、、、。。


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