2013年 
 新年あけましておめでとうございます。
年明けの、ファーストアップになります


2013/01/09


FUJIFILM  XFレンズの「単焦点レンズとズームレンズ」のキャラクターの差異について

1381FUJIFILM  X-pro1
XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

ISO:400__ss1/150__f4,5__35,8m__PROVIA

1381aFUJIFILM  X-pro1
XF 35mmF1.4 R

ISO:400__ss1/150__f3,6__PROVIA

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ズームレンズと単焦点レンズとの描写の性格を知るためのテストカットの中から、35mmとの比較を載せます。
色描写などの差異が解りやすい曇りの日に撮っております。
ズームレンズと言えど画像の歪みなどは勿論ありませんね。とても優秀なズームレンズです。
特別なネライでもなければ、普通の生活記録やスナップなどはズームレンズが使いやすいと思います。特に手ぶれ補正の恩恵は、テブレしやすいX-pro1の弱点を完璧に補佐しております。
上のカットはセンターにピントを置いております。
35mm単焦点レンズは、解放値F1,4故か逆光耐性はズームレンズよりも弱感ヨワイカナ?と言う場面もたまにあります。

両レンズの中心部と右手前の描写について、切り出した写真にて感じたことを記します。
ズームレンズ鏡胴後部には、昔の望遠レンズに付いていたカタチのマスクが付けられております。ゼラチンフィルター枠に似ていますね。鏡胴内部での反射防止には効果的だと思います。
イチガンレフではミラーボックス内の設計しだいでヌケの善し悪しに影響がでる場合があるようです。
他のレンズでは自作で加工したりしておりますが、自作せずに済みましたね。


1381bXF18-55mmF2.8-4 R LM OIS 1381c XF 35mmF1.4 R

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両レンズの中心部1000ピクセルを切り出しております。
ズームレンズはカメラ内のソフト処理により全体に輪郭の処理が目立つように感じます。
エッジが強調されて、ハッキリした絵になっております。
一般的にはズームの描写の方が好まれるでしょうね。実際にイイ写りですから、、、、。
単焦点レンズ35mmの方が画面全体を見たときは解像力が弱いと感じるでしょう。
単焦点レンズの方がズームよりも秀逸だという昔の観念に取り付かれている人でない限りズームの優秀さは理解できると思います。
単焦点レンズの描写はソフト処理ナシのアナログ的な描写です。エッジも立っておりませんね。
共にシャープネスはゼロですが、単焦点レンズのほうがまだシャープネスを掛けられる余裕があるようです。

中心部にピントを置いた場合、描写の周辺部や手前の左右の写りはズームの方がカタチをハッキリ描写しております。単焦点レンズではボカしております。
これはおそらくフジの意図的な作画であろうと思います。レンズの使い方と言いますかレンズキャラクターの違いによるモノでしょう。
テスト例は挙げておりませんが、手前にピントを置いた場合は、奥の背景の描写は単焦点レンズの方がキレイな描写です。
このあたりもキャラクターの違いを感じます。


1381dXF18-55mmF2.8-4 R LM OIS 1381e XF 35mmF1.4 R

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テストカットの各レンズの写真の右半分の切り出しです。
単焦点レンズとズームレンズとの描写の違いがわかりますか?
ドチラが良いレンズか?、、、、、、という二者択一の議論は意味をなさないでしょうね。
撮影者が、このキャラクターの違いを使いこなせるかどうか?、、、、、、、と言うことだと思います。
一見、一般ユーザー向けに発売された様に見えるX-pro1とレンズ群は、非常に高い潜在能力を持つ道具ではないかと、感じております。
キャリアのない人は無い人なりに。
キャリアのある人に対しては、ソレなりの使い方に答え得る、ポテンシャルを秘めた道具のように思われます。


1382FUJIFILM  X-pro1
XF 60mmF2.4 R

ISO:400__ss1/320__f10__ROVIA

60mmは、ブレに敏感です。
ズームレンズ55mm時と60mm単焦点レンズの描写の違いはよくわかります。
さすがにマクロと呼ぶに値する描写です。良いキレコミです。
合焦速度は速くはありませんから、S5pro+NIKON60mmMicroのような使いやすさはありません。
近接撮影の手持ちは、易しくない部類にはいるでしょうね。


FUJIFILM X-pro1 + XF 18mmF2 R
FUJIFILM X-pro1 + XF 35mmF1.4 R
FUJIFILM X-pro1 + XF 60mmF2.4 R
FUJIFILM X-pro1 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

1383FUJIFILM  X-pro1
XF 35mmF1.4 R

ISO:320__ss1/400__f9__PROVIA

1384FUJIFILM  X-pro1
XF 60mmF2.4 R

ISO:320__ss1/400__f18__ROVIA

1385FUJIFILM  X-pro1
XF 60mmF2.4 R

ISO:320__ss1/320__f5,6__ROVIA

1386FUJIFILM  X-pro1
XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

ISO:400__ss1/400__f9__18m__ASTIA

1月3日の山梨県道志村の昼頃ですが、氷点下3度の風景です。


1387FUJIFILM  X-pro1
XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

ISO:800__ss1/85__f4__55m__PROVIA

このようなカットは、60mmの写りの方が良いと思います。
フラッシュを天井に向けてバウンスさせております。


1388FUJIFILM  X-pro1
XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

ISO:800__ss1/125__f5__55m__PROVIA

1389FUJIFILM  X-pro1
XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

ISO:800__ss1/280__f5,6__18m__PROVIA

1390FUJIFILM  X-pro1
XF 60mmF2.4 R

ISO:400__ss1/450__f11__ASTIA

S3proもS5proも、花の描写は抜群でした。
秀逸さは、X−pro1も引き継がれております。
花を撮るのなら、、、フジ機は最適かなと、、、、。


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