X-pro1を発売時に購入はしたものの、2月、3月は会社の期末と今期のスタートで、テストスナップを撮る時間のゆとりも少なく、
3本のレンズの特性もマダマダ解っていないのだが、、、、普段の生活の中での被写体で撮り始めたテストスナップです。
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S3pro/S5pro/X100で、抜群の『フィルムシミュレーション色描写』のフジが、ローパスフィルター不要で発売してきたX-pro1の描写は、
個人的な好みで言えば、洗練されすぎた嫌いはあるものの、『フジのフィルムシミュレーション』は被写体に応じて見事な画調で記録してくれている。
当然ながらX-pro1 は『フォトジャーナリスト機』のカテゴリーではない。
連写機能はあるものの『フォトイラストレーター機』である。
被写体にたいして、機材の『フォトイラストレーター機』としての使い分けさえ誤らねば、『JPG撮りっぱなしで、最高の色描写』を約束してくれる道具のヒトツだろう。
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近接撮影に関して言えば、S5proでNIKKOR_60mmMisroや105mmMicroの組み合わせで撮るような安心感は感じられない。

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いかなる撮影環境、動態被写体であろうと、撮りたい被写体の撮りたい瞬間を、素早く、ワンチャンスのみの被写体を,確実に撮ろうとしたら(フジの色描写と比較すれば少々不足な色はあるにしても)、
フォトジャーナリスト機のカテゴリーである『D700かD800にNIKKOR_60mmMisroや85mmF1,4/105mmMicro/VR70-200mmの組み合わせ』の方が適しているだろう。,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,ここのあたりがX-pro1はカテゴリーの異なるカメラだと思う。
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ライティングの基本的知識や技量が、ほんの少しだけ身に付いていれば、X-noproは、より感動的な描写をもたらしてくれるようだ。
際だっているフジの白の描写は、伝統的に、秀逸だ。

Raw保存も可能だが、素晴らしいフィルムシミュレーションを最大限に、適切なチョイスで活用させて貰った方が、確実にイイ記録が出来るだろう。
目的別の業務での、二次利用のための画像処理を除けば、「後処理無用」を原則にした方が良いと思う。
、、、トニカク、撮影の基本でもあるが、撮影時のカメラの設定で、すべてを完結させる気持ちの撮影が、フィルム機の感性でもあったし、、
[X-pro1]の撮影感性でもあると、、、思う、、、。

ついでに言えば、堅牢性がどうの、操作性がどうの、レンズとのバランスがどうの、重いのとか軽くないとか、、、、
、、、などなど、、、感覚的なことは、人それぞれの技量とキャリアと感性に追うところが大であるが、、、、
フォトジャーナリスト機に求めるような不満を抱くようだったら、撮影の目的、被写体の選択を誤っていると考えた方がシンプルだろう。
解像力と色描写のすばらしさを、認識かつ活用可能な感性と技量を、追い求める人にとっては、、、、X-pro1は、
いまだ、自身の中に隠れている感性を引き出してくれる、良きパートナーとなることだろう。

素晴らしい絵の具と最上級の用紙が手に入っても、イイ絵が描ける保証はないが、良い道具は、やる気だけは引き出してくれるものだ。
私は、病理学の医療写真ではないから、レンズのボケがどうのこうの、、、周辺がどうのこうの、、、は無視している。
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JPG撮りを常としているから、設定はすべてJPG、色描写に後処理は加えていない。
撮った時勝負の、撮りっぱなしの縮小である。


1251-0ISO25600__ss;1/470__f/7,1__35mm__-033
プロビア

まずは業務で使えるISO 感度は?

ISO;25800の写りは、業務で使用可能か?、、、、、、プリントしてみた結果、OKである。
常用感度ISO;12800での描写を知る私自身には、倍の感度アップでの色描写は、やはり鈍くなっている所が感じられるが、、、
ISO; 6400の描写でさえ、ココまでの写りがままならない機種が多いのだから、、、十分良いのではないかな、、、、と思う。
非常用の高感度域ではあるのだが、、、、。


1251ISO;800__ss;1/70__f/1.4__35mm__-067
アスティア

1251aISO;800__ss;1/420__f/14__35mm__-067
ベルビア

ピンライトのような読書灯の明りで撮っている。
暗い所が良い暗さで写るカメラが近頃少なくなったように感じる。
良い暗部がほしい時は、、、色はしっかり描写しているけれど暗さを表現している写りがほしいものだ。

X100の35mm画角も使いよいが、この52,5mm画角も、なかなかイイ、、、。

20年以上前から使っている使い慣れたチタンアイアンである。自分に合わせたシャフトとロフトである。
アイアンといえども、自分の腕の延長と感じられるまでには、3年ほどは掛かるモノだ。

昼下がりの直射日光の下で。
ドライバーからもアイアンからも反射光強く眩しいのだが
滲まずに描写されている。
ベルビアは、周りの色を拾い合った感じの写りで、情感が描写されるようだ。

この新しいカタチのカタナドライバーもアイアンも、2年ほど前から使い始めて、少し慣れてきた頃だが、このパター(イエス、ティファニー)は相性が難しいようだ。
ゴルフの道具はレンズ以上に相性が大切だしカラダの一部になるまでに年月が掛かる。

フジノンレンズの逆光耐性は秀逸である。
なを今回は、フィルターをすべてのカットで装着していない。


1252ISO;200__ss;1/420__f/7,1__18mm
アスティア

1252aISO;200__ss;1/450__f/7,1__18mm
ベルビア

27mm画角である。撮っていて24mm画角のレンズが欲しいなと感じたことが時折あった。
特に都市では、高層建築がフレームの中に入ってくると画角の広いレンズが欲しくなる。
海外ロケハンなどでは、24mm画角は最低必要であった。

このカットを撮った日は運良く晴れている。
S5proの描写に比べると洗練されすぎているような描写の印象だが、プリントすると、実に良い紙焼きの絵である。
S5proも、プリントするとすばらしさがはっきりと現われるカメラだった。
フジのカメラはプリントすると良さの解るカメラのようである。


1253ISO;200__ss;1/350__f/5,,6__18mm
プロビア

花を撮ると、S3もS5もイイ写りをしたが、X^pro1もイイ写りをする。
潤いのある、艶のある、華のある画調である。


1254ISO;400__ss;1/450__f/5,6__35mm__-0,33
ベルビア

寒い季節は、、植物の丈は2センチほどか、、、初夏には黄色い小さな可愛い花を咲かせる。

このカメラアングルだと、液晶でも見づらい。
目の悪い自分としては、チビファインダーは初めから使うつもりはない。よってライブビュー専門であるが、、、、マルチアングル液晶が欲しいモノだ。


1255ISO;800__ss;1/550__f/16__18mm__-1
アスティア

1255aISO;800__ss;1/550__f/16__18mm__-1
アスティア

黄色の、ラッパ水仙と福寿草。キイロイ花はS5+105mmMicroの方が撮りやすい。
S5の場合、花の輝度を上手に処理しているのはレンズのコーティングなのだろうか?、、、、
マア、直射日光下で、輝度の高い花の描写は、設定を誤るとディテールは飛ぶ。


1256ISO;3200__ss;1/27__f/8__35mm
プロビア

1256aISO;800__ss;1/125__f/2,2__35mm
プロビア

夜、天井の室内灯の明かりで撮っている。ss:1/27では、じっとしていないコノ子を普段は撮れないのだが運良く撮れた一枚であるが、、、多少のブレはある。
右側は寝ようとしている、、、、オートでss;1/125で切れている。


1257ISO;800__ss;1/350__f/14__35mm
プロビア

1257aISO;400__ss;1/400__f/11__35mm__-33
プロビア

庭の隅に放置してある木彫りの動物の置物だが、どんな動物か定かではない。
白い胡粉の塗装のようであるが古びてところどころ塗装が落ちている。
しかし直射日光の下では真っ白に見える。


1258ISO;800__ss;1/140__f/4__60mm
アスティア

1258aISO;800__ss;1/90__f/2.4__60mm
アスティア

60mmマクロが、どれくらいの感じでヨレルのか?の、テストスナップである。
左のカメラは77年前のドイツ製『コレレ』。13歳のころ父から譲られてカメラの道に入った思い出深い道具だ。6X6。当然だがすべて完ぺきな手動である。現在も実動中である。
右側はルミノックス腕時計の裏ぶただが、ネイビーシールズのマークがイイ感じで記録できている。
近接撮影でもっとも寄れるサイズとしては、、、コノあたりかな。
絞りたいのだが、手持ち撮影のためSSを遅くできなかった。
絞れば、さらにキレは良くなるだろう。
微妙に手ぶれもあるだろうと思うが、結構カッチリと撮れている方だと思う。
撮影のためのライティングはしていない。レフも使用していない。
天井の蛍光灯だけである。

要するに、誰でもが普通に撮れる環境である。


1259ISO;200__ss;1/400__f/5,6__18mm

プロビア

1259a

左の写真の中央部をトリミング。

2月29日、東京は1日だけ雪景色となった。
一時は珍しいほど雪が舞い降りていた。雪が舞う中で撮ったスナップである。
左の中央部を等倍比率でトリミングしたものが右の写真である。
拡大すると、雪の降っている様子が、よく描写されている。
記録ツールとして、なかなか良いカメラではないか、、、と思うのである。


1260ISO;200__ss;1/125__f/5__18mm
アスティア

1260aISO;800__ss;1/420__f/8__18mm
アスティア

新宿、「京王プラザホテル43階」の窓ガラスを通しての撮影カット。
スモークガラス越しだが、キレコミは落ちていない。ヌケもイイ感じだ。
曇りであったためスモークガラス越しでは色が濁っている。
晴れた日に撮りたいカットだ。
曇っていたのが悔やまれる。
晴れていたら、かなり「イイ絵」であったのではないか、、、、、と想像している。


1260bISO;200__ss;1/70__f/1.4__35mm
プロビア

夜のお食事の席のお膳を、行儀は悪いが1枚だけスナップを試みた。
おいしい会席膳だったが、写真も結構おいしそうに撮れたのではないか、、、と思う

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この250ピクセルの画像見出しはすべて「縮専」で縮小しています。


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