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すべて、JPG撮り。
処理は縮小のみである。


1051Nikon D3s+AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
ISO:200__ss:1/125__f:2,8__48mm

D3やD700の撮影機機としての優秀さは、合焦速度と合焦精度が報道機器として通用することだ。
これは何にもまして信頼できる点である。この点に信頼性が持てないと撮りたい一瞬を記録できない。
動きを止めない被写体では、MFなど使っているヒマはないからだ。

もちろん色描写もヌケの良さもキレコミも必要ではあるが、合焦速度と精度が必要条件として整った上でのことである。
周辺減光や歪曲など、2の次3の次か。


1052Nikon D700+AF-S VRZoom NikkorED 24-120mm F3.5-5.6G(IF)
ISO:200__ss:1/125__f:11__24mm

スペインの空はイイ蒼だ。


1053Nikon D700+AF-S VRZoom NikkorED 24-120mm F3.5-5.6G(IF)
ISO:200__ss:1/125__f:18__24mm

1053aNikon D700+AF Zoom NikkorED 18-35mm F3.5-4.5D(IF)
ISO:200__ss:1/125__f:18__18mm

左はスペイン ミハスの白い村。右はマドリッドの街での朝の散歩。
空の青さは、東京とは比較にならぬほど蒼い。


「PLを使い、なおかつ画像処理で蒼く彩度を上げすぎだ」と、この絵を見て掲示板で馬鹿にしてきた人がいたことを思い出す。
ニューヨークの空もスペインの空もオーストラリアの空も、日本の都会の空も、色が観念的に同じ認識の人なのだろう。
観念的な自己視点の思考で固まっている人が多くなった。

すべてのモノゴトから、多視点で学ぼうとする、こだわりのない心のコミニュケーションが欲しいと思う。

スペックデーターと耳学問の情報マニア。
文脈も理解できず、対話力もない写真マニア。
撮影スポットでは、三脚公害の林。
施設内での、三脚使用者と一般人とのトラブル。
ディズニーランドが機材のアルミケースと三脚を禁止したのは当然の処置だったのだろう。


1054Nikon D3s+AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
ISO1200__ss:1/200__f:2,8__24mm

被写体の動きの、撮りたい瞬間が撮れたか?
この点はD3/D700/D300のどれを使っても、普通の暗さ動きならばOKである。
目に見えるギリギリの環境だとD3SだがD700でも通用する。
ISO:6400を常用出来る付加価値もおおきい。

祭りの人混みの中で共に歩きながら撮っている。
24−70F2,8は、モータースポーツの現場、スナップからポートレート、劇場公演の舞台記録まで、D3S/D700のメインレンズとして使用している。


1055Nikon D3s+AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
ISO800__ss:1/200__f:2,8__24mm

アクティブD-ライティングという処理をボディが行う。強、弱、ノーマル、オートの設定がある。
闇を闇として表現するときはOFFにするが、通常このシステムには、助けられていることの方が多いだろう。
シロトビを押さえてクロツブレを防いでいる効果もある。
結果としてはダイナミックレンジの広大みたいなモノだが、安心してJPG撮りっぱなしで行けるのは、ボディファームの恩恵だろう。


1056Nikon D700+AF-S VRZoom NikkorED 24-120mm F3.5-5.6G(IF)
ISO:200__ss:1/125__f:13__24mm

朝がた9時ごろである、手前はまだ陽がさして来ない。人々はまだ動き出さない。
スペインの日の出は遅い。この日は7時半でも暗かったものだ。
ミハスの白い村。


1057Nikon D700+AF Zoom NikkorED 18-35mm F3.5-4.5D(IF)
ISO:500__ss:1/160__f:4,5__35mm

海の向こうはアルジェリアだ。
コンドミニアムの4階のテラスから望む。

レンタカーのキーを渡されたデスクで、しつこいほど念を押されたものである(当方が英会話が達者ではないこともあるだろうが)。

「交差点を曲がるときは直進車が停止して合図を送ってきてから曲がるように」、、、と。
「信号が青であろうと直進車が見えていたら曲がってはならない」、、、が鉄則だと。

要は、「事故が起きないようにするためには、車同士のコミニュケーションを大切にする」、、事を実行せよ、と言うことだった。
信号は2の次だそうだ。自分の方が青だから走ってイイと言うことではないらしい。
事故が起きないために、徹底した対向車とのコミニュケーションを大切にしろと言うことのようだった。
ラテン民族はイイカゲンであるように言われたりするが、歩行者信号の無い道でも横断歩道に片足でも置けば走行車両は直ちに停車した。
日本との車文化の深さの違いを味わい考えさせられた。
今の日本には、モノはあるが文化が乏しい。品性も品格も礼儀も道徳も宗教心も見失ってから久しい。
国外に滞在していて感じることは、宗教と文化は両輪だと実感させられることだ。


1058Nikon D700+AF-S VRZoom NikkorED 24-120mm F3.5-5.6G(IF)
ISO:200__ss:1/125__f:11__24mm

ミハスの白い村は、SD15かS5proがあれば白の描写はオモムキを変えていたろう。

遠近感のダイナミックさは、FXが優れてはいる。

SD15の場合のネックは合焦精度が低いことだ。1度だけのシャッターチャンスの被写体には使えない。
小さい花が集合して咲く花などの場合は、同じモノを4枚撮れば1枚は合焦しているだろう、と言うレベルである。
ロングショットなどは、さすがにそのようなことはないが、2メートルぐらいの近くだと保険のつもりで4カット撮っている。
1秒に遅くとも2枚撮るから所要時間は2秒で4カットか。
SD15は、イイ絵が撮れるから苦にもならないのだが、D700では合焦精度に疑問を持ったことなど皆無であった。
Fマウントは使い続けて50年以上だが、コンデジを除けば合焦精度に疑問を持ったボディなど、、、、無かったなあ。
NSAの御用達というのも、、、納得、、。


1059Nikon D700+AF-S VRZoom NikkorED 24-120mm F3.5-5.6G(IF)
ISO:200__ss:1/125__f:20__24mm


1060Nikon D700+AF-S VRZoom NikkorED 24-120mm F3.5-5.6G(IF)
ISO:200__ss:1/125__f:18__24mm

画調に関して感じた事を言うならば、SD15はコダックのモーションピクチャーフィルムのトーンのようだ。
湿度のない写りだ。各色のカラーバランスもフジに比較すれば地味である。
艶とか潤いが押さえられた絵は絵としての主張が押さえられている。

S5proの画調はといえば、華があり艶があり潤いがある。
気持ちの良い空気感が漂う、が絵を主張し絵としての自我が強い。
それゆえにレンズを選ぶ。どちらがイイ悪いと言うのではない。使い方の違いであり被写体との組み合わせだ。

D700は基本的に報道機器である。
ようするに、撮影環境や被写体を選ばず、ほとんどののモノが記録可能と言うことだ。
もちろん、プロユースとしてである。合焦速度と精度のたいする信頼性は高い。
撮影後の画像処理不要というのも、ビジネスユースでは必要条件である。


1060aNikon D700+AF-S VRZoom NikkorED 24-120mm F3.5-5.6G(IF)
ISO:200__ss:1/125__f:14__24mm

VR24-120mmがモデルチェンジされた。
2010/09/22日の発売だそうな。よって現時点では納品されていない。
急いで必要というわけではないので、いつでも良いと言ってある。

この旧24-120mmは発売時に購入したモノを含めて3本目である。
購入時、DX機では描写がどうのこうのというよりも24mmからのスタートはワイド側が自分には不足だった。
ちまたではネガティブキャンペーンが掲示板で巻き起こっていた。
アマイ描写だというのがネガティブキャンペーンを巻き起こした人たちの主張だったが、24-120mmのズーム幅を使い切れなかった妬みから来る行動だったようだ。

描写はエッジの立たない面表現のレンズだ。コントラストも押さえられた品性の高い描写だ。
FX機が出て俄然24-120mm のズーム幅の付加価値は高くなった。が付加価値を創造出来ない人たちにとっては、相変わらずMicro60mmと比べてアマイとか馬鹿なことを主張して居る声が聞こえていた。

最高の取材用ロケハン用のズーム幅である。スナップにもイイズーム幅だ。

新レンズはナノコート使用だそうな。更に強い陽光下の、サバンナや砂丘で、太陽の向きを気にせずに済むだろう。

スナップレンズや取材レンズは、撮りたい被写体が突然現れたとき、自分の望む焦点距離のレンズが、ボディにセットされているかどうかが最重要だ。
ソレがズームの価値だ。
とにかく、レンズ交換のヒマは無い.。自分も動けない。ゆえにズーム幅の価値だ。

VR24-120mm の付加価値を、創造出来ない撮影環境と被写体では、むしろ使わない方が適切なのかもしれない。

DX機にはVR18-200mmの方が使いよく感じている。


1060bNikon D700+AF Zoom NikkorED 18-35mm F3.5-4.5D(IF)
ISO:2000__ss:1/160__f:5__35mm

このレンズもフィルム機から使っていて3本目である。
18-35mmのズーム幅が使いよくて使い続けている。デジッぽさのない描写だ。
小型軽量であることから、14-24mmF2,8やVR16-35mmF4よりも持ち出す機会が多い。
実践的には手ぶれ補正のある逆光耐性も強いVR16-35mmF4が秀でているだろう。

エントランスの正面にあるのは、コスタのコンドミニアムステイメンバー専用のレストランでありパブでもある。
この日の夜も長い夕食になった。時間がゆったりと流れていた。


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