SIGMAレンズの変身

SD15+17~50mm F2.8 DC OS HSM

この新レンズをターニングポイントに、SD15の描写が格段に扱いやすくなった思いである。
セットのキットレンズも良かったが、まだマニアックな感じが残っていた。

このレンズの組み合わせで、SD15は、「マニアの道具」から脱皮した。
要するにNikon D90なみの写しやすさになったということだ。


たしかにRawファイルの現像処理は残っているが、オート+ニュートラルの設定で撮り、
現像はSPPのオート+ニュートラルでOKだ。

「絵」が秀逸だったD100をRawで撮るよりも、むしろ易しいかもしれない
ただし明るい撮影環境での話だが〜。

光量不足の環境ではどのカメラでもそれなりに設定は必要だから取り立ててSD15が扱いにくいと言うわけでもなくなった。


お散歩スナップである。
レンズはすべて、
17~50mm F2.8 DC OS HSM。

気持ちの良い画調であるからビジネスで使えるし、大伸ばしにも耐えられるところの付加価値はおおきい。
スポーツなどの動態被写体でも、秒9こまの連写の撮り方とは異なるアプローチでアタックできれば、SD15の絵はトビキリ秀逸な[絵]で、Bestシーンを表現するだろう。


1031ISO:100__ss1/200__f7,1__-0,7EV__17mm


1032ISO:100__ss1/200__f7,1__-0,3EV__17mm


1033ISO:100__ss1/125__f5,6__-0,7EV__17mm


1034ISO:100__ss1/160__f6,3__-0,7EV__17mm

私にとってスナップは、スケッチのようなものだ。カメラは画材道具の変形だ。
「文字」で伝えきれない情報を、「ビジュアル」で伝える、、、イラストであったり図面であったり写真であったりするわけだが、
情報伝達とコミニュケーションツールとしての役割を持たせている私の写真は、当然ながら創作写真の作品ではない
いわば誰もが読みとれる象形文字だと考えている。


1035ISO:100__ss1/200__f6,3__-0,7EV__50mm


1036ISO:100__ss1/200__f7,1__-0,7EV__17mm


1037ISO200__ss1/500__f9__-0,7EV__50mm


1038ISO:100__ss1/250__f8__-0,7EV__23mm


1039ISO:100__ss1/200__f8__-0,7EV__23mm


1040ISO:100__ss1/500__f11__-0,7EV__17mm


1040aISO:100__ss1/160__f18__-0,7EV__26mm

「絵」のトーンは映画フィルムのコダックの画調に近いようだ。
コノレンズならばビジネスユースとして十分だ。
ようするに、アシスタントに絵コンテを渡して撮ってきてもらっても、企画書や報告書、パンフのイラストフォトにも使える絵ができあがると言うことだ。
A2伸ばしでもイイ感じである。
コノレンズで、SD15の付加価値が広がった。

同ポジションでS5proを使い、プラナーとディスタゴンで撮ったものはハレが置くシロカブリしていた。
D700でも同じ現象だ。シグマ50mmF1,4でもシロカブリである。
陽の強い環境でF1,4は純正以外は適さないようだ。

これから、シグマが発売してくるレンズが、大いに楽しみになってきた。


ページINDEXへ


TopPage
Next105Page


inserted by FC2 system