いまだSD15のテスト撮りの状態が続く。
被写体に応じての撮影時の設定が、まだ解っていないことが多い。まずは確実な記録性である。

新レンズの 17~50mm F2.8 DC OS HSM のテストも加えている。

わたしの撮影は、作品を創作するわけではないので、自分の行動の範囲の中でタマタマ撮りたいなと思ったモノをスナップするだけである。
作品になりそうな被写体を選択してスナップテストをしているわけではない。
撮影のための行動もしていない。

仕事がら、ビジュアル資料収集などの撮影のための旅行などが行動と言えば言えるかもしれない。
したがってテスト撮りも何かのついでのスナップである。

スポーツ等の動態被写体はD700/D3S。
華のある艶のある端正な絵はS5proにはかなわないだろう。
SD15は、ISO:800までしか光量不足の環境では使えない感じだが、闇は闇として写せば、良い絵を出してくれる色情報豊かな道具だ。

SD15は、普通の生活行動の中でのスナップでは、被写体を見た目に近く普通に記録できれば、私に撮ってはイイレンズでありイイボディである。

他機にない利点を発見するためのテスト撮りでもある。
コダックフィルムに似た画調もイイ感じであると思っている。外国での高評価はこのコダック調画調の好みかもしれない。
それでいて泰西名画調のレンブラントばりの絵にも対応するから、撮影者の個性に応じる範囲は広い。

私はジックリと腰を落ち着けて三脚を使用して撮るタイプではない。
撮りたいと思ったときは撮っているという早さなので,すべてAFである。

よって近頃はMFを使わない。

私にとって、合焦速度と精度は大切である。


1021SIGMA SD15+50mm F1.4 EX DG HSM
ISO:200__ss:1/6__f1.4__-1,0EV_

リビングの室内蛍光灯__手持ち撮影である。

私の撮影目的が、資料取材と記録であることからスナップでも三脚は使わない。
三脚を使わずとも記録できるように習慣づけの意味も有るわけだが、、、。

ISO:800に上げればss1/25ぐらいは行けただろう。あえてISO:200で撮っている。
これもテストのウチ。

マァ当然少しはブレル。被写界深度も薄い。コノレンズの色描写は薄味系か?
テブレ補正の無いレンズでss1/6は限界かな?。


1022SIGMA SD15+30mm F1.4 EX DC HSM
ISO:400__ss:1/30__f1.4__-0,3EV

上の50mmと同じくリビングの室内灯の下で撮る。
こちらの方が明るい位置である。

私にとってF1,4は、光量不足の環境でSSの助けの意味しかないのだが、その意味ではF14の存在価値はおおきい。
ボケがキレイとかは私には不要である。
さすがに30mmの被写界深度は解放F値でも深く描写は秀逸だ。


1023SIGMA SD15+17~50mm F2.8 DC OS HSM
ISO:200__ss:1/800__f14__-1,0EV__17mm

新レンズである。

レンズのデーターとかに、さほど興味があるわけでもなく、数字を信用しない自分は掲示板の書き込みで教えてもらうまでコノレンズが、
FELガラスという優れた素材を使用したレンズであることを恥ずかしながら知らなかった。
素材が良くても料理が必ずしもうまいモノでも無かろうと思っていたが、これは良い方にハズレた。
コノレンズがメインレンズだな〜という写りである。

このカットは17^50mmF2,8 DC OS で撮ったファーストカットである。
初めての1枚から、気持ちの良いヌケの印象のレンズであった。

そしてシグマのレンズは、コノレンズの発売をターニングポイントとして大きく代わろうとしているのではないか?
と感じるレンズである。
キレコミ、色描写、被写体の忠実な記録等、ビジネスツールとして使えるレンズである。

画調は、映画のコダックフィルムのトーンを思わせる。


1024SIGMA SD15+17~50mm F2.8 DC OS HSM
ISO:200__ss:1/640__f13__-0,7EV__17mm


1025SIGMA SD15+17~50mm F2.8 DC OS HSM
ISO:100__ss:1/250__f7,1__-0,7EV__17mm


1026SIGMA SD15+17~50mm F2.8 DC OS HSM
ISO:100__ss:1/1250__f5,6__-0,3EV__17mm

いろいろココまで撮ってきて感じるのは、S5proの画調よりもコダックに近い画調かな?
と思わせる写りがかなりあったことである。


1027SIGMA SD15+17~50mm F2.8 DC OS HSM
ISO:100__ss:1/160__f5,6__-0,7EV__50mm


1028SIGMA SD15+17~50mm F2.8 DC OS HSM
ISO:100__ss:1/160__f6,3__-0,7EV__40mm


1029SIGMA SD15+17~50mm F2.8 DC OS HSM
ISO:100__ss:1/50__f3,5__-0,7EV__17mm

逆光のポジションで撮っている。
見た目の感じぐらいのカブリ方だから、よいのではなかろうか。
山間のこの場所は山の向こうへ陽が落ちるのが速い。


1030SIGMA SD15+17~50mm F2.8 DC OS HSM
ISO:100__ss:1/60__f4__-0,7EV__17mm


1030aSIGMA SD15+17~50mm F2.8 DC OS HSM
ISO:400__ss:1/20__f2,8__-0,7EV__50mm

1021と同じくリビングの室内灯下である。
犬でも猫でも鳥でも、動物は普段ss1/250以上で撮っている。
とにかく動かずに居てくれないからだが、少しでも動かずにいてくれれば、ss1/20でも2秒間に4カットはSD15でも撮れるものだ。
そのときに、頼りになる合焦速度と精度が問題になってくるわけだが。


直ちに選択可能なフォーカスポイントのボタンも欲しいモノだ。
フォーカスポイントは5点あるが、クロスセンサーがセンター1点のみというのは、残念なことだ。
D700のようなフォーカスロックしたら追尾するまでのシステムは希望しないが、クロスセンサーも5点はほしいところだ。
基本的に、生活行動の中で出会うモノの記録を、シッカリト確実に記録出来ることが写真機の基本であろう、、、、と思う。
写真の、情報伝達とコミニュケーションツールとしての役割は、今後、更に深く広く進展すると、、、、感じている。


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