Nikon Df


AF-S NIKKOR 50mmF1,8G

iso;100_ss;1/60_f11

まともに逆光のポジションである。逆光テストスナップ。
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[D4]の素子が組み込まれたボディである。
ボディの上側には撮影設定のためのダイアルが視認性良くレイアウトされている。
電源オフの状態で撮影設定を決められるのは実に理にかなって良い。
ファインダーを覗いたときは、シャッターを切るだけのはずであるからだ。

[D4]の画調が[D4]の半値で入手可能であると考えた時、[Df]の価格はかなり安価に思えてくる。
どうしても[D4]でなければという被写体のスペシャリストでない限り、[D4]はオーバースペックの場合が多いと感じてくる。
[D3]でも感じていたが、動態被写体ではないモノを撮るとき、撮りやすいボディではあるが、連写と重さのオーバースペックを持ち歩く不条理がフットワークにマイナスとなっていた。
[D3]には[D700]というサブが在ったが[D4]にはなかった。
[Df]は[D4]のサブに良い、、、、、が操作は全く異なる。

ニコンが現在までに世に送り出してきた「非Aiレンズ群」以降の、市場に眠っているレンズも含め、すべてのNIKONレンズ群の活用を思い立ったのが、
[Df]の開発の切っ掛け糸口であったように思えてならないのだが、、、、、。

実際、現在の[D4]以外の高画素機の描写をベストに引き出そうとしたら「ナノクリレンズ」を必要とする。
AiレンズどころかDレンズデモ役不足を免れない感じだ。
そして、レンズは大型になってきた、、、、、。

[Df]でもナノクリレンズの画調は秀逸でカラーノイズなども出にくい。
緻密な描写でもある。
ハイライトも怖くない
逆光耐性もじゅうぶんだ。

しかし他の高画素機と異なり、非Aiレンズでも、それなりに使える写りなのだ。
Dレンズなどは何の不足もナシだ。

単焦点レンズとのホールドのバランスは実によろしい。
画調は文句なくイイ。デジタリックな絵ではない、どこかホットするような和やかさを漂わせた画調だ。
どこか、[D100]の絵を思い出す。

フジの[Xーpro1]のデザインは、フジのフィルム機645を、ソノママ小型にした感じだ、しかし[XFレンズ群]はミラーレス機専用の最新作である。
オリンパスは,[EM-5がOM-D,EM-1]とモデルチェンジした。ボディデザインはイチガンレフを小型にしたようなミラーレス機だ。レンズは最新設計のレンズ群だ。
そして[E−1]からのフォーサーズレンズが使用出来るような仕様に改めてきた。これも旧レンズの救済とE−6開発の中止決定の成り行きなのだろう。  

ソニーはイチガンレフのカタチのミラーレス機を出してきた。 
ソニーの、高画素と新マウントとレンズの問題は、この先どんな風に進展してゆくのだろうか。
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Dfは、最も多くのニコンレンズが使えるボディである。
そして、この素子が生み出す画調が、また、なかなか良いモノなのである。

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価格コムの書き込みなどに設定ダイアルの位置が悪いの、クリックがゆルイの、ロックボタンが邪魔などと、結構不満と愚痴を散見する。
D4を使ったことのない人に、撮ってみなければ解らないのは画調だけだろう。
視認性の良いダイアル類は、購入する前に、店頭でいじってみれば解ることなのに、何を今更、、、、と言いたい。

自分に扱える道具なのかどうかを、自分に問いかけるべきだろう。
相手が道具であれ人であれ、相手を変えるよりも自分が変わった方が早いのである。

マズハ、道具のコンセプトを理解し、道具に合わせた使い方を習得すべきであろう。
自己中心主義では、世の中は良くならないし 自分も幸せになれない、、、と思うのだ。
自分の思うようになることなど、、、無くて普通だ。
そして、持って生まれた能力は、平等ではない。


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